豊かな環境を次世代へ~やまなし発!水素のちから~ を見てきました!

2025-10-06

地域情報

豊かな環境を次世代へ~やまなし発!水素のちから~

を見てきました!




2025年9月27日(土)、YCC県民文化ホール小ホールで開催された民間放送教育協会主催のパネルディスカッション「豊かな環境を次世代へ ~やまなし発!水素のちから~」を見てきました。

目玉は、山梨における水素関連の第一人者の専門家の方々に、「羽鳥慎一モーニングショー」でレギュラーコメンテーターを務めている玉川徹さんが、鋭く突っ込んでいくというもの!

全く事前の知識がなかったものの、水素には多少興味があり、単純に水素について学ぼうというスタンスで行ってまいりました。


個人的は、

・トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」に興味があったこと

・トヨタが市販車(カローラ)をベースに水素を直接燃焼させる「水素エンジン」を搭載した車両でスーパー耐久レースに参戦していて、この車の場合、市販車がベースなため既存の下請け企業を守れる(?)らしいということ

・トヨタが水で走れる車を考えているらしい(?)ということ

・家庭用の熱源、給湯器などが水素でできたら(?)と漠然に思っていたこと

以上のような、あるのかないのかわからない知識で乗り込んで行きました。


正直、テレビを見ないわけではなく、YBSやUTYをあまり見ないため、山梨の情報にうといので、「水素について何か取り組みをしているらしい」程度の知識しかありませんでした。ただし、米倉山の太陽光発電については、そこにあるということは知っていました。


結構、授業中の生徒のように、聞き洩らさないように殴り書きでメモを取り、充実した2時間半でした。


そこでわかったこと


・やまなしの取り組みには、トヨタ「MIRAI」にかかわっていた方もいらっしゃる

やまなしの取り組みは、世界でも先端を走っているらしい

梨大では、オイルショックのころから水素の研究をしていたらしい

やまなしでは、製造過程でCO2を排出しないグリーン水素にこだわっている

・やまなしでは、水素を作り出すことだけでなく、地域社会で「使う」ことまで考えた「山梨モデル」を進めている

太陽光や風力などのクリーンな電力は不安定で、捨てている電力も多いらしい

・この捨てている電力を水素にして使うことを考えている

・捨てないで東京電力が買い取れる電力は、そのまま使う

・車も乗用車はEV、トラックやバスは水素の方が向いている

水素は高い熱エネルギーを出せるため、産業界の化石燃料を使っているところを水素に変える

・電気は送電、蓄電にロスがある

・電気をバッテリーで貯めて全国の電力を平均化させるのは難しい、膨大な費用がかかる

水素に変えて保管する

・水素の場合、運ぶのにコストがかかる、地産地消がベスト

・水素は安全に使える、他のガスと同じ

・コストを下げる課題

・水素自動車(燃料電池車)も、卵が先か鶏が先か、水素のコスト、車のコスト、水素ステーションのコスト、課題が山積み

水素自動車も乗用車より10倍くらい水素を使う商用車(トラック、バス等)を実用化してコストを下げていく方向に

・国が法整備をして、他の燃料より高い分の差額を補填をする(15年間)

・企業が熱源として水素を活用し始めている

・水素調理、焼きと蒸しのハイブリッド

・水素は温度調整しやすい、コーヒーの焙煎

・水素を燃やした熱と水でサウナ


玉川さんの疑問


①そもそも、なぜ水素なのか?

②そもそも、水素は非効率なのでは?


玉川さんの考えでは、太陽光発電、風力発電、電気を作っているのだから、そのまま使えば良くないのでは?

それに、電池の性能も上がっていき、EVも普及していけば、世の中にものすごい量の電池があり、余った電力を貯められるのでは?

しかも、蓄電のための電池なら劣化したら別途費用がかかるけど、車に乗るための電池だから、車も劣化すれば乗り換えるので、電池が新しくなるのでは?


・個々の電池に蓄電して、電力システム自体を安定させることは、さすがに難しい

・水素に変えて長時間保管の方が


③そもそも、水素は安全なの?

④そもそも、普及するのか?


・水素は安全に使える、他のガスと同じ

・水素自動車も乗用車より10倍くらい水素を使う商用車(トラック、バス等)を実用化してコストを下げていく方向に


簡単にまとめれば、こんな感じでした。



今回のパネルディスカッションを見て、 水素の可能性を見たような気がしました。

日本は、エネルギーの自給率が低く、ほぼ全部輸入している国です。その輸入している化石燃料が水素に変わり、水素を自給できれば、脱炭素と同時にエネルギー自給率も上がることになるのです。

太陽光発電、風力発電、地熱発電、バイオマス発電等々、日本が持つポテンシャルはエネルギー大国と言えるくらいらしいですが、電気が苦手とする部分もあるため、クリーンなエネルギー(電力)を水素に変えて使う、「補う」という考えのようです。

講演の中で、「水素社会」とは、水素しか使わない社会ではなく、「水素も使う社会」と言っておられました。適材適所ということです。

そして、山梨が先端を走っている、「山梨モデル」という地産地消のシステムを実用化しようと取り組んでいます。もしかしたら、小さな県だからこそ、県全体でCO2フリーな県になれるかもしれないという未来が見える?、見えてきたように思えました。



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