住宅ローン〝審査金利〟とは?

住宅ローン〝審査金利〟とは?

 

 

 



住宅ローン〝審査金利〟とは、金融機関が住宅ローンの審査を行う際に使用する金利のことです。

 

これは、実際に適用される金利よりも高めに設定されており将来、金利が上昇しても問題なく返済できるかどうかを判断するための基準として使われます

 

では、この〝審査金利〟は、どのように使われるのかというと、金融機関によって異なりますが、一般的には34%程度に設定されていて、住宅ローンを借りる人の返済比率などを見ます。

概ね3.0%で返済比率を計算しますが、厳しめにみる銀行は3.5%だったり、4.0%で計算します。

ちなみに、100万円 を 35年払い で借りた場合、各審査金利の月々の支払額が以下の通りです。

 

①審査金利 3.0%  月々 3,849

②審査金利 3.5%  月々 4,133

③審査金利 4.0%  月々 4,428

 

頭に入れておくのは、①の審査金利「3.0%で約3,850円」で大丈夫でしょう。

 


次に、返済比率の計算方法について説明します。

 

例えば、あなたの住宅ローン借入額が3,000万円で、年収400万円の場合、

審査金利が①の3.0%であれば、

 

・月々の支払額  3,849円 × 30 = 115,470

         (100万円あたり3,849円なので、3,000万円借りる場合、

          3,000万円は100万円の30倍なので30倍にします)

 

・年間支払総額  115,470円 × 12ヶ月 = 1,385,640

 

・返済比率    1,385,640円 / 4,000,000円 × 100 = 34.6

         (年収に対する年間支払総額の割合)

 

 この場合の返済比率は 34.6% ということになります。

 

一般的には、年収400万円の人は、返済比率35%以内であれば、審査の上では大丈夫だと言われています。

 

今回は、あくまで〝審査金利〟がどういうものなのか、どのように使われるのかを簡単に説明しました。

自分の年収で購入できる物件が3,000万円までだとか、確認されておくと物件も探しやすくなります

そういう場合に、審査金利「3.0%で約3,850円」を使ってみてください。

 

ただし、実際に適用される金利が変動金利で0.5%だとすると、

 

・月々の支払額  2,596円 × 30 = 77,880


・年間支払総額  77,880円 × 12ヶ月 = 934,560


・返済比率    934,560円 / 4,000,000円 × 100 = 23.36


になります。


銀行は、変動金利が上がって3.0%となった場合、実際の月々の支払いより37,590円増えても大丈夫か、審査しているのです。

でも、これは返済比率という審査上の話であり、実際の家計でも大丈夫というわけではありません。

資金計画、ライフシミュレーション等をしっかりやり、借りすぎないこと、これが大切です



 

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