2024-03-28
〝適用金利〟ってなに?
1,〝適用金利〟ってなに?
〝適用金利〟とは、「商品の定価」にあたる〝基準金利〟から割引された後の「実際の金額」のようなもので、最終的に融資される一番重要な金利です。
いかに優遇条件を満たし、優遇幅を獲得できるかが〝適用金利〟を低くする大切なポイントとなります。
優遇幅は、個人の属性により大きく変わりますが、金融機関ごとの競争でも変わってくるので、比較検討することが大切です。
住宅購入資金の借り入れなので、どうしても金額が大きくなり、期間も長くなります。
ほんの少しの差でも、トータルで見れば大きく変わってくるのです。
2,〝適用金利〟はどのように決まる?
〝適用金利〟=基準金利-優遇金利(引下げ幅) の式で表せます。
「商品の定価」にあたる〝基準金利〟は、〝商品の仕入れ値〟にあたる〝政策金利〟が変わらないので、そこでの差は大きくなりません。
でも、〝優遇金利〟は銀行の戦略が変われば変わり、金融機関ごとの差が生まれてきます。
〝適用金利〟をいかに低くするかは、いかに優遇条件を満たせるか、金融機関の戦略に気を付けましょう。
3,〝優遇金利〟が大切!
〝優遇金利(条件)〟は、顧客の属性や借入金額、返済期間などの条件によって異なってきます。
一般的には、優遇条件を満たすほど金利は低くなります。
優遇条件には金融機関ごとに色々と用意されています。
以下は一例です。
①物件購入時の必要資金のうち、1割を自己資金で用意する(フラット35など)
②金融機関の提携クレジットカードやデビットカードを同時に申し込む(地銀など)
③インターネットバンキングや、銀行アプリを利用する(地銀など)
④勤務先と金融機関の提携がある(信用金庫など)
⑤住宅ローンの返済口座を給与振込口座に指定する(信用金庫・地銀など)
金融機関によっても異なりますが、いかに優遇条件を満たせるか、これが大変重要になってきます。
なぜなら、獲得した優遇条件である〝優遇金利〟は、借入期間中ずっと優遇されるからです。
つまり、2%の優遇を獲得すると、基準金利が2.475%なら0.475%になり、金利が上昇して3.475%になっても1.475%になるからです。
将来、変動金利が上がる心配をするなら、いかに優遇幅を獲得するかが非常に重要になってきます。
4,まとめ
〝適用金利〟は、実際の住宅ローンの実行金利です。
住宅ローンは、長期にわたって返済が続く金融商品です。ほんの少しの差に見えて、期間全体を通して見ると、大きな差になります。
いかに優遇条件を満たし、より良い割引を獲得できるか、これがポイントになります。
「住宅ローンについて」疑問や不安があれば、お気軽にご相談ください。
昭和町・甲斐市周辺の不動産売買のご相談は、(株)ミライエステート山梨まで、お気軽にどうぞ。
地震保険って何なの?意外と知らない地震保険のこと6選!! 1,地震による被害に火災保険は役に立たない!! 車には自動車保険、家には火災保険に入っている人も多い...
2024-01-11
知ってる?「ホームインスペクション」2023年12月、MLBエンジェルスの大谷翔平選手が名門ドジャースとスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)で契約を結びました。大谷選...
2024-01-15
売主にとってのホームインスペクション! 令和2年4月に施行された改正民法では、これまでの瑕疵担保責任に変わり契約不適合責任が制定され、中古住宅を買った側...
2024-02-05
買主にとってのホームインスペクション! 特に、中古住宅購入を検討されている場合、その住宅がどういう状況なのか、知っておきたいのは当然のことです。 令和...
2024-02-05