2025-09-17
山梨県内27市町村をランキング形式で見てみよう!【番外編】

これら2つのデータ(「1世帯あたりの人数」ランキングと『空き家率』の高い市町村ランキング)から、山梨県内の市町村が抱える「住宅事情」と「人口動態」の関係性が見えてきます。
単純な数値だけではわからない、各市町村の「課題」を、大きく4つのタイプに分類して分析できます。
【分析の前提】
世帯数・人口:2025年9月時点の最新の状況
空き家数・空き家率:2018年時点の少し前の状況
この時間差はありますが、大きな傾向は変わらないため、これを基に分析します。
【該当市町村:昭和町、甲斐市、中央市】
データの特徴
・空き家率が7%~10%と極めて低い。
・1世帯あたり人口が2.2人以上と県平均を上回る。
わかること
これは、人口が増加・維持されており、住宅の供給を需要が上回っている、あるいは均衡している健全な状態を示しています。
空き家が少ないということは、中古住宅や賃貸物件も市場に出ればすぐに借り手・買い手が見つかる活発なエリアであると推測できます。
特に昭和町は、県内一の人口増加率を誇りながら空き家率が最も低く、住宅需要が非常に旺盛であることがわかります。
また、1世帯あたり人口も県平均を上回っており、子育て世代のファミリー層が転入していることがうかがえます。
【該当市町村:山中湖村、鳴沢村、北杜市、道志村】
データの特徴
・空き家率が40%~70%と異常に高い。
・1世帯あたり人口が2.0人を下回る(特に山中湖村は1.84人、道志村は1.87人)。
わかること
・空き家率の高さは、「放置された空き家」ではなく「別荘(二次的住宅)」が圧倒的多数を占めていることを示しています。
・1世帯あたり人口が極端に少ないのは、単身者や夫婦のみの世帯が別荘の拠点として住民登録しているケースが多いためと考えられます。ファミリー層の定住とは異なる人口構造であることがわかります。
・北杜市は、このタイプでありながら人口減少が緩やかです。これは、別荘所有者がリモートワークなどを機に定住・二拠点生活へ移行する動きが活発で、人口流出を食い止めていることを示唆しています。
【該当市町村:早川町、大月市、身延町など】
データの特徴
・空き家率が20%~30%台と高い。
・1世帯あたり人口が少ない(特に早川町は1.59人)。
わかること
・これらの地域の高い空き家率は、タイプ2とは異なり、人口減少や高齢化によって住む人がいなくなった「本来の空き家」が多いことを示唆しています。
・早川町は、空き家率33%に対して1世帯あたり人口が1.59人と、県内で最も少なくなっています。これは、高齢の単身世帯が多く、かつ、使われなくなった家屋も多いという、人口減少と高齢化が極めて深刻な状況をデータが物語っています。
・大月市も、空き家率が20%を超え、1世帯あたり人口が2人を切っており、若者世代の流出と高齢化による空き家の増加という課題を抱えています。
【該当市町村:甲州市、山梨市、富士吉田市など】
データの特徴
・空き家率が15%~20%前後。
・1世帯あたり人口が2.1人~2.3人と県平均に近いか、やや高い。
分析できること
・これらの地域は、まだ三世代同居なども見られる伝統的なコミュニティが残っており、1世帯あたりの人数は比較的維持されています。
・しかし、一方で人口減少は続いており、使われなくなった住宅が「空き家」として徐々に増加している状態です。
・富士吉田市は、観光地としての側面から別荘等の空き家も一定数含まれるため、少し高めの空き家率になっていると考えられます。
このように、2つのデータを組み合わせることで、それぞれの市町村が「成長しているのか」「別荘地なのか」「高齢化に直面しているのか」といった、より解像度の高い実態を分析することができます。
気になっていた方も多かったと思いますが、JR中央線「竜王」駅の南側、国道52号線(美術館通り)のちょうど名取温泉のあった「真福寺入口」交差点から国道20号線の「山県神社北」交差点までの都市計...
2024-01-05
ここ2、3年の間、あまり馴染みのなかった「あれ」が急に増えてきていませんか? 「クスリのアオキ」と「ディスカウントドラッグ コスモス」です。ドラッグストアといえば、地元の「クスリのサンロー...
2024-01-02
最近よく見かける「あれ」! 第2弾 ダイレックス!! 前回、ここ2、3年の間、あまり馴染みのなかった「あれ」が急に増えてきていませんか?と「クスリのアオキ」と「ディスカウン...
2024-02-05
『想定浸水深表示板』 近所の電柱にこんな表示板を見たことありませんか。 (株)ミライエステート山梨のある昭和町、この写真は...
2024-02-16